2005年10月

P600

ずいぶん前のニュースだけど、P600と言うたんぱく質が発見されたんだぁ。

このたんぱく質、アポトーシス(細胞の自殺機能)に大きく関与してるらしい。
人間の細胞のほとんどは1年もすればほとんど入れ替わってるんだけど、それでも形がさほど変わらないのは、新しく生まれる細胞の片隅で細胞が死んでるから。

この細胞が死なないで増殖し続けるだけになると、そう、癌(ガン)になる。

今までは、細胞のDNA合成を妨げる事で癌の働きも抑えようとしてたから、健康な細胞にもダメージだあって、だから副作用が酷かったんだぁ。しかも、100%効く様な抗がん剤は無くって、物理的に手術で切り取るって言うのが常だった。

でもこのP600ってのはがん細胞にだけめちゃくちゃ多く存在するみたいで、健康な細胞には少量しか存在しない。だから健康な細胞のP600をいじっても、何でもかんでも抑制する今までの抗がん剤よりは副作用が無いだろうし、そもそも健康な細胞はアポトーシスをほとんどしないので、アポトーシスに関与するP600をいじっても問題ないと考えられてる。のかな??

まぁ健康な細胞もいずれはアポトーシスしていくわけだから、その時にP600をいじられてる細胞が正常にアポトーシスしてくれるのかどうかは未知数だよなぁ。

でも、癌の根本となりえる存在を突き止めたようだから、かなり期待ができる薬が誕生するのも近いかも。

癌って最悪だもんなぁ。落ちる飛行機に乗ってる気分と言うか、死刑執行に一歩づつ歩いてる感じって言うか・・・。ボーっとしてるときに後ろから頭撃たれるようにはいかない。“死ぬ”と言う現象以上に辛い体験を強いられるからなぁ。

お医者さんや研究者さ~ん!早く何とかしてくれよぉぅっ。!!

あっ、ちなみにこのP600を発見したのは、米ハーバード大の中谷喜洋(なかたに・よしひろ)教授(分子生物学)らの研究チーム。ってことで日本人ですよぉ。

これはノーベル賞もの!!?

JR慰霊祭について“ん~”

既に尼崎JR脱線事故の事なんて、関係者以外は過去の事になろうとしてるんじゃないかなぁ。

JRが毎年恒例の殉職者慰霊法要って言うのを6日に行ったんだけど、この際、尼崎脱線の電車を運転してた運転士=高見隆二郎運転士=を法要の対象外にしたらしい。

JR的には「殉職とは線路に落ちた乗客を助けようとして電車にはねられた場合などが殉職に当たり、本人の過失が原因の場合はこれまでも対象外としている。」らしいけど、この運転士にしてみれば彼も被害者みたいなもんでしょ?

なんでも体質やら管理体制のせいにするのも良くは無いけど、なんでも自己責任って言う言葉で置き換えるのも良くは無いと思う。当然本人がブレーキを踏んでいれば良かったんだけど、ブレーキを踏めない精神状態を作り出したJRもまた事実だし。

遺族の言葉で忘れられないのがあって「緩みきった日本の体質が起こした事故で誰のせいにも出来ない」と言ってた人がいたけれど、それも凄く解る。

そういう中で、運転士が法要されないのはどういう事だ!!?

この理屈で言えば、靖国にA級戦犯が合祀されてるのもおかしいんじゃないか?
日本の安全正確な電車が脱線した事は世界的にも大きな衝撃で、大きな事故として取り上げられたわけだし、この事故の犠牲者でありながら、「事故の原因が本人の過失だから」と言う言い方で法要を行わないのであれば、世界の世論として靖国問題とつじつまが合わない事を指摘されはしないのかな??

靖国問題は歴史問題との絡みとかもあって、簡単には比較できないし、国の問題と1企業の問題と言う違いもあるけど、今回のこのJRの決定には頭を抱えてしまうのは僕だけ?

遺族の心の問題に配慮したと言う事もあるだろうけど、遺族の方々は多くの乗客の命の重さを感じながら亡くなったであろう運転士を勤め先の会社が法要することにも反対なのだろうか?
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